Net-Works

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貨物に工夫を 一般

貨物に工夫を

による Amado Blanco  | 

フィリピンでNet-Worksの活動が広がるにつれ、新たな課題がたくさん発生しました。その課題のひとつが、セブへの漁網輸送費用削減方法です。

Net-Worksの大きな特長は、持続可能なビジネスモデルに基づき構築されているということです。寄付や補助金に頼ることなく、自らが生み出す収益で運営をしています。慈善事業ではなく、利益が求められる社会事業なのです。

回収拠点からセブへの漁網輸送費は、梱包費、輸出費、人件費、そしてその他の費用とともにNet-Worksのビジネスモデルに組み入れられている、重要なコストです。これらの費用は、協力者であるコミュニティにできるだけ多くのお金を還元したうえで、Net-Worksが漁網で得た収益から差し引きます。

輸送などにかかる費用を抑えられれば、その分漁網から得られる利益の多くを徐々にコミュニティへ還元し、貯蓄を増やせるようにります。詳細は現地の人々のための現地の貯蓄 Sagのコミュニティ銀行を訪問 をご覧ください。

昨年、セブの北西端にあるバンタヤン群島(バンタヤン)に、フィリピンで2つ目の拠点を設けました。ダナジョン環礁と比べ、その輸送距離は2倍もになります。そのため、コンテナ船の港であるセブまで梱包した漁網を輸送する方法を工夫する必要がありました。漁網はそこから製糸業者であるアクアフィル社へ出荷されます。

はじめに、トラックの荷台の隙間や、荷台に荷物を積まずに走るトラックの利用を検討しました。積み荷を配達した後、何も積まずに倉庫に戻るトラックは多いものです。経験豊富な事業主は、こうした復路や荷台の隙間を利用してコスト削減を目指すのです。

一定量の物流がある地域では、たいていの場合より安く網を輸送する方法が見つかります。バンタヤンへの展開において功を奏したのが、こうしたトラックの利用でした。普段ニワトリのエサや建築資材(大型台風後の復興のため)を運ぶトラックは、荷物を積まずに復路を走ります。これをNet-Worksの漁網輸送に活かせると考えたのです。

4回目の出荷(10.3トン)の際に、2台のトラックのルートはは、まずセブからヤシ材や建築資材をバンタヤンへ届けました。そして、その建築資材を届けたあと、漁網を積んでセブへ戻りました。セブに漁網を運んだら、トラックはまっすぐレイテに戻り、次は再度バンタヤンへ届けるために建築資材を積み込みます。

このケースは、事業として考えつつも革新的であるNet-Worksの企業家精神がよく表れた一例です。コミュニティに最大限の利益をもたらしながら捨てられた漁業用の網の問題に取り組む手段を探すうえで、こうした企業家精神がいかんなく発揮されました。

Amado Blancoは、ZSLフィリピンのプロジェクトマネージャー(Net-Works)です。

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